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2017.11.23
犬の膀胱腫瘤+膀胱結石
こんにちは!
今日はまず、新しい病院の進捗状況です。
早くも基礎が出来上がりました!12月からはいよいよ建物自体の建設が始まります。
今のところ順調のようで安心です(^^)
さて今日は、先日実施した犬の膀胱腫瘤と膀胱結石の摘出手術について。
何か月も前から血尿で他院で治療中だったんですが、最近出血が多くなったということで来院されました。
超音波検査およびレントゲン検査では1個の大きな膀胱結石が確認でき、さらに超音波検査では膀胱内に粘膜から伸びるいくつかのポリープ状の病変がみられました。
この状況ではこのまま内科治療を続けていても改善はみられないため、手術を実施することになりました。
そして膀胱を切開すると、膀胱内からはこんな結石が出てきました。
さらに膀胱粘膜のポリープ状病変です。
これらは切除し、病理組織学的検査を行いました。
結果は腫瘍性のものではありませんでした。よかったですね。
ただ、このポリープは、結石や感染などが長期間存在し、粘膜を慢性的に刺激していたために発生したと考えられます。
今後、再発しないようにきちんと管理していきたいと思います。