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2017.08.11
マダニ寄生の保護ネコちゃん
こんにちは!
夏真っ盛りですね(*_*)皆さんは夏を楽しんでいるでしょうか?
予防シーズンは終わったのですが、さほど忙しさは落ち着かず、相変わらず今年の暑さを感じることのない生活を送っています(^-^;
さて、先日保護されてきた子猫ちゃん。
顔にポツポツと何か所か黒いイボみたいなものが付いていました。
よく見るとその正体は、
なんとマダニでした。
最近何かと世間を騒がせているあのマダニです。
みなさん、このようにマダニって結構身近にいるんですよ。
マダニは草むらなどに潜んでいて、わんちゃんやねこちゃん達の体に寄生し、吸血します。
直接的の病害としては、貧血、アレルギー、ダニ麻痺などがありますが、生命に危険を及ぼす感染症(バベシア症、ヘモプラズマ感染症、ライム病)を媒介する可能性もある恐ろしい寄生虫なんです。
さらに最近では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が話題になっていますね。マダニの中にいるSFTSウイルスが人に感染する病気です。日本においては数十例の感染と死亡が報告されています。この病気の人への感染は、草むらなどでマダニに刺される、マダニを潰して直接接触する、などが考えられます。(最近では猫に噛まれて感染したという報告もされましたが…)
わんちゃん、ねこちゃん達はマダニの駆虫・予防薬で寄生を防ぐことが可能です。すでにわんちゃん、ねこちゃんの体についていた場合、無理に取ろうとせず、動物病院に相談するようにしてください。
みなさんも、マダニに刺されないように、お出かけ時や散歩時の服装には十分注意しましょうね!