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岐阜県岐阜市の犬・猫の診療ならみのわ動物病院「精巣腫瘍+精巣捻転」ページ


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2015.12.08

精巣腫瘍+精巣捻転

こんにちは。外はかなり寒くなってきましたね。体調には気を付けましょう。

 

さて、以前も精巣腫瘍のお話しをさせていただきましたが、

今回は精巣の腫瘍に加えて精巣捻転を起こしてしまったわんちゃんのお話です。

もともとこのわんちゃんは、精巣が鼠蹊部に留まっている潜在精巣の子で、数か月前にその精巣が大きくなってきており腫瘍化している恐れがあることは確認していました。

今回、数日前から元気がなくなり、食欲も減少してしまったとのことで来院されました。また、同時に大きくなっていた精巣が急激に巨大化していました。

そこで急遽、摘出手術を実施することになりました。

中からはこんな

CIMG0318

巨大な精巣が出てきました。

また、血管、精管部分がぐるぐると捻じれて、血色もかなり悪くなっていました。

摘出した精巣は病理検査の結果、精上皮種(セミノーマ)と呼ばれる、精子をつくる部分の細胞が腫瘍化したものでした。

 

手術を頑張って乗り切ってくれて、摘出後はすぐに元気になってくれて、ご飯もよく食べるようになってくれました!

 

精巣に発生する腫瘍は、潜在精巣のわんちゃんで多い病気です。

去勢していないわんちゃんがお家にいる場合は、睾丸を確認してあげてくださいね。