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岐阜県岐阜市の犬・猫の診療ならみのわ動物病院「縫合糸反応性肉芽腫」ページ


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2015.08.18

縫合糸反応性肉芽腫

みなさんお盆はどう過ごされましたか?

私は半日だけ使って実家のモモとへちゃに会いに行ってきました。

そして帰りはちゃんと玄関まで見送りに来てくれました。

いやー癒されましたね。

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さて今回は縫合糸反応性肉芽腫について。

一般的な多くの手術では、血管や臓器から出血しないようにいろんな縫合糸を使います。

みなさんご存知の避妊、去勢手術のときもやはり縫合糸を使用します。

そんな縫合糸に対して、程度の差はありますが体は異物として組織反応を起こします。その組織反応が過剰に生じた結果、周囲に炎症を起こしたり、腫瘤(しこり)を形成したりする場合があり、それが縫合糸反応性肉芽腫と呼ばれます。

肉芽腫の程度や発生部位により様々な症状がみられ、

肉芽腫から連なる瘻管が皮膚に開口し排液したり、内臓を巻き込んでしまうことで、消化器症状や泌尿器症状を引き起こしたりします。

縫合糸反応性肉芽腫になってしまった場合、手術により肉芽腫と問題となっている縫合糸を取り除くことが根本的な解決法となるのですが、

周囲の臓器と強く癒着し、膀胱や腸管を切除しなければいけないこともあります。

また手術をしても、多くの子でステロイド剤をはじめ、免疫抑制剤などの内科的治療の継続が必要になってしまいます。

それでは、どうすれば縫合糸肉芽腫にならないか?

それは、縫合糸を使わないことです。

そこで当院では、出来る限る縫合糸を使用しない手術を可能にするため血管シーリングシステムを導入します。

詳しくは後日お知らせしますね。