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2015.03.05
夜間の緊急手術
先日の夜間、他院からの受け入れ要請があったため大型犬の緊急手術を行いました。
数日前から元気がなく、今日は横になったままでしんどそうだとういうことでした。
来院時、確かに体を自分で支えるのもやっと、といった様子で、超音波診断の結果、「子宮蓄膿症」
。そして静脈点滴をしそのまま手術となりました。
写真は膿をため込んだ子宮です。
子宮は重度に拡張し、腹腔内には膿が漏れ出てしまっていましたが、早急に卵巣子宮を摘出、腹腔内洗浄を行い、無事手術を終えることができました。
とても強い子で、術後の経過は良好です。翌日には散歩も行けるようになり、またご飯も食べるようになってくれました。
手術の後などにご飯を食べる姿を見たときは毎回うれしくなります。獣医師をやっていてよかったと思える瞬間の一つです。
今日の1枚。
木曜の午後の空き時間は預かりや入院のかわいいわんちゃん、ねこちゃんに囲まれる幸せな時間。
しばらく夜間の手術が続き、寝不足が続きましたが、今回も彼らに癒されながら、午後は昼寝をたっぷりしたので明日からも頑張れます。