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2018.06.20
顔の皮膚腫瘍摘出手術
こんにちは！
ワールドカップ始まりましたね。サッカー日本代表の初戦コロンビア戦勝ちました。とても興奮しました(^^)おめでとうございます！
さて今日は先日実施したわんちゃんの顔にできた皮膚腫瘍の摘出手術について。
今回の腫瘍は右眼のすぐ横に発生したもので、以前からあったようですが、最近大きくなり自壊（腫瘍が破れてしまうこと）してしまう状態でした。そしてわんちゃん自身も気になっているようでしたので、摘出手術を実施することになりました。
腫瘍はこのように大きくなり、眼のすぐ近くまで接近してしまっています。このまま大きくなると眼瞼の機能に影響を及ぼしていたかもしれません。
今回は何とか今後の生活に影響が出ることのないように切除することができました。
そして病理組織学的検査の結果は「外毛根鞘腫」というものでした。この腫瘍は毛包の外毛根鞘に由来する良性の稀な腫瘍です。通常取り除いてしまえば心配のいらない腫瘍ですが、頭頚部に発生することが多く、今回のように発生した部位によっては取り除きにくくなっていしまうため注意が必要です。
今回の手術では完全に切除することができましたので、術後は良好です。本当に良かったですね(^^)
気になるしこりを見つけたら早めに動物病院に相談してくださいね。