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2018.03.29
犬の大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス)
こんにちは!
今日は先日行った大腿骨頭壊死症(レッグペルテス)に対する大腿骨頭切除術のお話です。
大腿骨頭壊死症はレッグペルテスと言ったりするんですが、トイ種やミニチュア種といった小型犬種の若齢時に見られることの多い疾患です。
大腿骨の先端部分である大腿骨頭の血液の供給が障害を受けることによって、この部分の正常な成長が阻害され、骨が壊死、変形し痛みが生じてしまいます。
この痛みによって、わんちゃんは足を挙上するようになり、そのままにしておくと筋肉も痩せてしまい、さらに足を使わなくなってしまします。
触診時、患肢を後方に牽引すると痛みが強く出るため、診断の目安になります。レントゲン検査では一般的には大腿骨頭および骨頸部の変形所見が認められます。
治療は大腿骨頭切除術といって、大腿骨頭から骨頸部にかけて取り除く手術を行います。その後のリハビリも大事になりますが、手術をすることで数か月で歩行が改善していきます。
今回手術を実施したわんちゃんも現在リハビリを頑張っているところですが、徐々に改善がみられています。早く元気いっぱい走り回れるようになるといいですね(^^)