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2018.09.24
猫の子宮蓄膿症
こんにちは!
今回は猫の子宮蓄膿症の手術について。
この猫ちゃんは元気食欲はあるのですが、最近お腹が大きくなってきたとのことで来院されました。
確かに一目で見て分かるくらいの腹囲膨満が認められ、さらに陰部から白い液体が出ていることが確認されました。
そこで超音波検査を行ったところ、腹腔内は液体を貯留させた子宮で占拠された状態でした。
これらの所見から子宮の中に膿が溜まる子宮蓄膿症だと分かりました。ということですぐに手術を行うことになりました。
やはりお腹の中からはかなり拡張し大きくなった子宮が出てきました。
治療は、避妊手術同様、卵巣と子宮を全て摘出する手術になります。
摘出した子宮の中を確認すると膿でいっぱいでした。
子宮蓄膿症は、避妊手術を実施していないわんちゃんでは遭遇することの多い病気ですが、猫ちゃんでは比較的珍しい病気です。
また猫ちゃんの場合、体調にあまり変化がなく、かなり膿がたまってから気付くことも多いため注意が必要です。
今回手術は無事成功し、術後は元気に再診に来てくれました。本当によかったですね(^-^)