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2017.04.19
犬のフィラリア症予防について
こんにちは!
この間院内の隅っこにこんなものが落ちていました。
これを眺めながら看護師さんたちとなぜこんなところに寄生虫がいるんだろう、とざわついていたところ、なんとその正体は・・・
切れた輪ゴムでした(・_・;)
職業病でしょうか。そう見えてしまうみたいです(^^;
さて寄生虫といえば、わんちゃん達のフィラリア予防の季節がやってきました。
ということで、今日はフィラリア予防についておさらいしておきましょう。
犬フィラリア症とは、犬糸状虫症とも言われ、蚊によって媒介され感染する病気です。
フィラリアに感染している蚊がわんちゃんを刺すことでわんちゃんに感染します。わんちゃんの体内に入り込んだフィラリアは、半年くらいで最終寄生場所である肺の血管や心臓に移動します。
寄生してすぐに症状が現れるわけではありませんが、長い時間をかけて様々な症状がみられるようになります。症状は、呼吸が浅く早い、発咳、散歩を嫌がる、貧血、腹水が溜まる、失神するなどです。
これら以外に急性症状がみられる場合があり、血色素尿、呼吸困難、虚脱を起こし、すぐに死亡してしまいます。
フィラリア症になってしまったわんちゃんは、完全に元の状態に戻ることはできません。
したがって予防がとても大切なんです。
予防は5月から12月の期間に、月に1回の投薬を行います。
予防薬には錠剤タイプ、おやつタイプ、滴下タイプなどがありますので、お家のわんちゃんに合った投薬方法で実施可能です。
忘れず投薬することで、わんちゃんを怖いフィラリア症から守ってあげましょう!