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2017.03.05
雌猫の発情~避妊手術
こんにちは!
今回は雌猫の発情について。
未避妊の雌猫がお家にいる方は、そろそろ発情行動がみられている時期ではないでしょうか?
そうです、まさにこの季節は雌猫ちゃんの発情の季節なんです。
雌猫の生理周期というのは、人間の月経周期のようなものはありません。猫は交尾の刺激で排卵される交尾排卵がみられる動物です。
そして、一日の日照時間が長い2~9月くらいを繁殖期とする「季節発情」も特徴的です。特に2月~4月、6~8月ごろに多く見られます。この繁殖期の間にやや弱い発情を示す発情前期、雄を受け入れる発情期、休止状態の発情休止期というのを繰り返します。
発情期には多くの場合、こすりつける行動、大きな声で鳴く、雄の猫を受け入れるようなロードシスという姿勢などがみられます。通常これらの行動は1~2週間みられます。
これらの行動がみられるこの時期には、動物病院への避妊手術を希望されるお問い合わせがたいへん多くなります。
雌猫の避妊手術は、全身麻酔下での開腹手術により卵巣と子宮を両方摘出します。日帰りか1泊2日で実施可能です。
避妊手術を行うことのメリットは、病気の予防、気になる行動の抑制、望まない妊娠を防ぐことができるなどになります。
今の季節にみられるいつもと違う雌猫ちゃんの行動でお悩みの方、避妊去勢手術をお考えの方は動物病院にご相談くださいね。