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2016.11.11
子宮腫瘍の摘出手術
こんにちは!
外はいよいよ寒くなってきました。私はすでに暖房をつけてしまっています・・・。
皆さん、体調管理しっかりしてくださいね。
今日は先日実施した、わんちゃんの子宮に発生した腫瘍の摘出手術のお話です。
今回のわんちゃんの子宮の腫瘍は、他の理由で実施した超音波検査で偶然発見されました。
小型のわんちゃんだったんですが、発見したときの腫瘍は結構大きかったため、数日後には手術の運びとなりました。
手術は避妊手術時と同様の卵巣子宮全摘出手術になります。
無事全部取り除くことができました。
雌の生殖器の腫瘍は外陰部や膣からの発生であることが多く、今回のような子宮由来のものはそれほど多くはありません。
それは避妊手術が実施されていることが多いからだと考えられます。
また子宮の腫瘍は、平滑筋腫という良性の腫瘍が最も多いのですが、まれに悪性の平滑筋肉腫などの子宮癌がみられることもあります。
今回のわんちゃんの腫瘍も良性の平滑筋腫で、完全に切除してしまったので問題ありませんでした。