ブログ
2016.09.06
尾の切断
こんにちは!
今日お話しする猫ちゃんは、お外にお出かけする子で、家に帰ってきたら尾がぶらんと垂れ下がった状態だったとのことで来院されました。
よく見ると尾は壊死して硬くなってしまっていて、一部の皮膚とくっついているだけの状態でした。
さらに、尾の周囲の皮膚は広く欠損しており、肛門の出口の粘膜部分まで達している様子でした。
そして、欠損部位は汚れてしまっていたので、まずは直ちに洗浄を行い、その後手術を実施することになりました。
術後の写真です。何とか欠損部を周囲の皮膚で覆ってあげることができました。
今回、肛門、陰茎、睾丸などは無事で、排便および排尿機能に影響はありませんでしたが、もう少し傷害が大きければ危険だったでしょう。
本当によかったですね。
お外にお出かけする猫ちゃんは、ケガや感染症などが多くみられます。お家にいる時間が少なく異常に気付きにくいかもしれませんが、何か異常があればすぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。