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2016.06.19
消化管内異物の除去手術
こんにちは!
外は暖かくなってきましたね。
動物病院では、狂犬病やフィラリア予防が少しずつ落ち着いてくる時期ですが、その代わりに病気のわんちゃん、ねこちゃん達が増えてきました。
今回は異物を食べてしまったねこちゃんについてです。
このねこちゃんは日頃からおうちのスポンジマットをかじってしまっていたようで、数日前に大量にスポンジマットを吐き出しました。
そして、その後も頻回に嘔吐がみられ、元気、食欲がなくなってしまいました。
来院時、超音波検査で胃、小腸内に液体が溜まり、小腸の一部には異物と思われるものが認められました。
ということで、異物による閉塞と診断し、その日のうちに緊急手術となりました。
開腹し、腸を手繰っていくと、
異物で閉塞した部分が見つかりました。
その部分を切開し、異物を除去しました。
今回、このねこちゃんの腸は幸いひどい損傷は認められず、異物を除去するだけで数日後には元気にご飯を食べることができるようになりました!
しかし、場合によっては異物がつまったことで腸が壊死してしまったり、破れてしまったりすることも少なくありません。
もし、おうちの子が何かを食べてしまった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。