ブログ
2016.05.03
犬のフィラリア予防について
こんにちは!
今年もわんちゃんねこちゃんのフィラリア予防の季節が始まります!
当院においてもこの時期はお待たせしてしまう時間が度々ありご迷惑をおかけしてしております<m(__)m>
それでは今年もフィラリア予防についておさらいしておきましょう!
フィラリア症は体長20~30cmくらいのそうめんみたいなイヌフィラリア・犬糸状虫が体内に入り込み、その成虫が心臓や肺の血管に寄生することで起こる病気です。
まず、このフィラリアは蚊によって運ばれます。蚊にはいろんな種類がいますが、身近なのはヒトスジシマカ、アカイエカです。
蚊の吸血時に犬の体内に入ったフィラリアの感染幼虫は、およそ半年ほどで最終寄生場所である肺の血管や心臓に移動します。
そして長い時間をかけて、寄生した肺の血管や心臓を傷つけてしまい、その結果様々な症状に気付くことになります。
そのときみられる症状は、
慢性的な咳、元気がなくなる、散歩を嫌がる、激しい運動ができなくなる、全身のうっ血状態からの臓器の機能不全、腹水がたまる、失神する、
などです。
フィラリア症にかかってしまったら、その障害を完全に良くしてあげることはできません。
したがって予防がとても大切なのです。
予防方法は、月に1度、5月~11月末くらいまでお薬を投与します。お薬には、錠剤タイプ、おやつタイプ、滴下タイプなどがあります。
決められた期間、きちんとした間隔で、しっかりと予防を行いましょう!