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2016.03.19
事故にあった猫ちゃん
こんにちは。
今日は事故の猫ちゃんのお話。
先日、事故の猫ちゃんが緊急来院されました。
来院時、どこかからおびただしい出血をしており、痛そうに大きな声で鳴き続けていました。
よく見ると、両後肢ともに下腿部分で切断され、皮膚だけで繋がっているようなひどい状態。さらに尻尾もありません・・・。
切断された部位は泥だらけで、出血し続けているような状態ですので早期の手術が必要な状況でした。
幸いレントゲン、超音波検査、血液検査ではその他の部位に大きな異常はないため、その日の夜には急遽手術を行いました。
長時間の手術でしたが、乗り切ってくれました。
そして、この猫ちゃんは残念ながら今回の手術で両後肢と尻尾を失うこととなってしまいました・・・。
しかし、術後は次の日からご飯を食べてくれて、また、数日後には排便排尿もトイレできちんとできるようになりました。
この調子だと少しの支えくらいで普通に生活できそうです。
この子は本当に強い子です。この仕事をしていると、動物たちの生きる強さにいつも感動させられます。
これからは今までのように外に自由にお出かけすることはできないでしょう。しかし、優しい飼い主さんに支えてもらいながら、幸せに暮らしていってくれることでしょう。