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2015.10.02
卵巣腫瘍・子宮蓄膿症
秋になり、夜は少し肌寒くなってきました。体調管理には気を付けてくださいね。
さて、先日子宮蓄膿症および卵巣腫瘍のため卵巣子宮全摘出手術を実施したわんちゃんについて。
このわんちゃんは2週間前から陰部から排膿があり、元気、食欲がなくなってきたということで来院されました。
16歳と高齢ではあったんですが、診察中もよろよろとふらついてすぐにへたり込んでしまうような明らかに悪い状態でした。
そこで血液検査や超音波検査など行ったところ...
子宮内には液体が貯留し、さらには腹腔内に大きな腫瘤(しこり)が見つかりました。
そして、直ちに入院し手術することになり、腹腔内からはこんな大きな卵巣腫瘍と拡張した子宮が。
わんちゃんの卵巣の腫瘍は、今回のように子宮蓄膿症などで体調を崩した際に発見されることも多く、摘出するのが大変な大きさになってから見つかることも少なくありません。
今回は比較的容易に摘出できる大きさで発見でき、さらに無事摘出することができて良かったです。
そして、退院後1週間ほど経った今ではご飯もよく食べ以前のように元気になってくれました!
このような卵巣、子宮の病気は若いころに避妊手術を行うことで予防することが可能です。
避妊手術でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。