岐阜県岐阜市の犬・猫の診療ならみのわ動物病院「巨大な子宮腫瘤摘出」ページ

こんにちは。久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。

今回は体重の3分の1ほどある腫瘤をお腹の中から取り出すことに成功したわんちゃんのお話です。

このわんちゃんは10か月前に他院で子宮に膿が溜まってしまう子宮蓄膿症と診断され、今まで内科治療を継続していました。

来院時お腹ははち切れそうなほどパンパンに大きくなっていました。

当院でエコー検査をしたところ、子宮蓄膿症以外にしこりができている可能性も考えられたため、お腹を開けて確認する試験開腹を実施することになりました。

お腹の中には大きくなった子宮がみられ、さらにその子宮の中からは巨大な腫瘤が出てきました。

子宮には膀胱と尿管が癒着しておりとても長時間の手術となりましたが、なんとか摘出することができました。

なんと出てきたものは直径約25㎝、重さ約2.5㎏と驚くほど大きな腫瘤でした。

飼い主さんもわんちゃんも最後まで諦めずに頑張ってくれたおかげでしょうか、病理の結果は悪性ではなく、経過も良好で、元気にしてくれています。