ブログ
2014.04.09
福島からのわんちゃん
先日、知り合いの先生のところに手術をしに行きました。
当初予定していた手術は、腹腔内腫瘤の摘出だけでした。
その手術の最中に別の救急のお電話。
知人の先生が診察を行い、胃捻転が疑わしく、かなり危険な状態とのこと。
レントゲンを撮ったところ、胸腔内に拡張した胃?なぜ?となりましたが、
いずれにしても緊急手術が必要なため、即手術開始。
なんと、先天性の横隔膜ヘルニアがあり、左側の胸腔内には肺がありません。
そして、その何もない胸腔内に捻転した胃が入り込んでしまっていました。
手術は、脾臓摘出、胃捻転の整復、そして横隔膜の再建と想像していた以上に難しいものとなりましたが、無事成功。
その後の経過も良好で、みるみる元気になってくれました。
ただのちに話を聞いたんですが、震災後に福島で産まれたわんちゃんでこちらに引き取られてきたようです・・・
因果関係ははっきりわかりません・・・。
これからこの子には優しい家族に囲まれた生活が待っています。
元気に幸せに暮らしていってもらいたいです。