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2013.10.28
犬の潜在精巣
最近潜在精巣のわんちゃんの去勢手術が続きましたので、今回はそのお話。
雄犬の精巣は生まれたときにはおなかの中にあり、生後1ヶ月くらいには陰嚢内に降りてきます。しかし、一部のわんちゃんでは片側あるいは両側の精巣が陰嚢内に降りてこない場合があり、これを潜在精巣、陰睾などと言ったりします。これは遺伝的要因によるといわれており、繁殖に用いるべきではありません。また降りてきていない精巣は老齢になると腫瘍化する確率が高くなります。去勢手術は前立腺肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫などの病気の予防にもなりますので、若いうちに去勢手術をしてあげるといいでしょう。
潜在精巣、去勢手術にお悩みの方は獣医さんに相談してください。