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岐阜県岐阜市の犬・猫の診療ならみのわ動物病院「犬の乳腺腫瘍」ページ


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2013.08.27

犬の乳腺腫瘍

先日、乳腺腫瘍の摘出手術を実施したため、今回はわんちゃんの乳腺腫瘍に関してお話したいと思います。

わんちゃんの乳腺腫瘍は、メス犬の全腫瘍の52%といわれており、大変多くみられる腫瘍です。

この腫瘍の良性、悪性の割合は約50%ずつで、さらにその悪性の中の約50%(乳腺腫瘍全体の約25%)においては、腫瘍細胞が血液やリンパの流れに乗ってリンパ節や肺などに転移するものだといわれています。

また、その発生には女性ホルモンが関係していて、初回発情前に避妊手術を受けたメスが乳腺腫瘍になる確率は、避妊手術は受けていないメスの約0.5%、初回発情から2回目の発情までの間に避妊手術を受けた場合は約8%、2回目の発情から3回目の発情までの間に避妊手術を受けた場合は約26%だといわれています。したがって、早期の避妊手術により乳腺腫瘍を予防できると考えられています。

 乳腺腫瘍は早期発見、早期治療が効果的です。

脇、胸のあたりから下腹部にかけてしこりを見つけたら早めに獣医さんに相談しましょう。