腹腔内巨大腫瘤の摘出手術

クリスマス

メリークリスマス!

みなさんは今年のクリスマスはどのようにお過ごしでしょうか?

私は今年も緊急の処置をしてました…。何かご褒美を、とは思っていますが(^-^;

外はものすごく寒くなりましたので、みなさん体調管理には十分気をつけましょう(^^)

さて、今回は食欲不振を主訴に来院された猫ちゃんです。

この猫ちゃんを触診したところ腹腔内にはかなり大きな腫瘤が確認されました。超音波検査でも確認すると腹腔内の大きな腫瘤は多量の液体を含んだ嚢胞性(袋状の構造)の病変であることが分かりました。また左側の腎臓は確認されましたが、右側の腎臓が確認されず、位置的にもこの嚢胞性病変は右側の腎臓の可能性が高いと考えられました。

そしてこの病変によって胃や腸、その他臓器が圧迫されているようでした。したがって今回の食欲不振の原因であると考えられたため、今回摘出することになりました。

今回の手術は大変大きな手術になることが予想されたため、岐阜大学の獣医外科の渡邊先生の協力を得て実施することになりました。

開腹すると早速巨大な嚢胞病変が確認されました。

この嚢胞病変は、周囲組織および大血管と癒着しており、かなり慎重に剥離を行い摘出することができました。

腹腔内嚢胞病変病理組織学的検査の結果やはり腎臓の組織で先天的な異常が考えられました。

術後この猫ちゃんは順調に回復してくれており、快適な生活を送っていってくれることでしょう。本当に良かったですね。